僕の彼女はレンタル彼女4
僕の彼女はレンタル彼女4
僕はいつものようにホストの仕事を頑張る。その中で、レンタル彼女の客がいた。彼女の名前は志保。レンタル彼女の仕事だけで生計を立てているという。
本来、ホストはお客さんの職業について聞いてはいけない。ホストに来るお客さんは仕事のことを忘れたくて訪れる人もいるからである。
でも、客から言ってきた場合は話は違う。客が仕事の愚痴をホストに言ってストレス発散でもしたいのであろう。
志保も自分からレンタル彼女をしているといってきた。自分から堂々と言えるということは、その仕事に対してプライドを持っている可能性が高い。
僕はレンタル彼女の業界について、もっともっと知りたいと思ったが、どのようにしたら志保からこの話を引き出せるのであろうか。
質問ばっかりしても、うざがられるだけだろうし。相手の話を引き出す言葉をググってみた。すると、相手の話を引き出す言葉で最適な言葉があったのを思い出した。
僕『レンタル彼女って大変じゃないですか?』
志保『そうなの!レンタル彼女はホストさんほどではないですが、1対1だからとっても気を遣って疲れちゃう!ホストでも行かなきゃやってられないわ。・・・』
志保はペラペラ話し出した。僕はしっかりとリアクションを取ってあげながら彼女を笑わせた。
志保との時間はあっと言う間だった。内勤さんに引き抜かれ別のキャストも接客をする。僕は内心、志保に指名されたいと思った。愚痴女だが、それ以上に彼女は可愛かった。
指名されれば、お礼にレンタル彼女のお客さんとして行っても良いかななんて思えるほどであった。あとは、指名されるかどうか僕は祈った。
そして、延長するかどうかの時間が訪れた。志保は帰ってしまう。最後の頼みは送り指名だ。店長から僕の名前が呼ばれ、僕は志保の送り指名を獲得することができた。
送り指名を獲得すると、その人と連絡先を交換しやすくなる。僕は志保からレンタル彼女の仕事についてもっと聞きたかったが、しつこすぎると嫌われるので、まずは信頼を得られるように努力した。
そして、・・・