僕の彼女はレンタル彼女13

僕の彼女はレンタル彼女13

2週間経過後、終電に間に合わせるため歌舞伎町の街を駆け抜ける。その途中に舞の姿を目にした。その隣には、ホスト。

舞はホストにはまっているのか?ホストがレンタル彼女にはまっているのか?それとも営業なのか?僕は気になって後をつけた。

すると、舞はホストクラブに入っていった。となりの男はその店のナンバーに入っている。ナンバーとは売上金額が上位のキャストでお店ごとに基準がある。

舞はホストクラブにはまっていたのだ。

僕は舞に対して不信感を抱いた。レンタル彼女で稼いだお金はすべてホストクラブにつかっているのであろうか?

僕は真剣に悩みだした。もちろん、自分で稼いだお金の使い道であるから自由ではあるが。

翌日は変装をしてそのお店を張り込むことにした。すると、案の定、舞がお店から出てきた。そのまま、カラオケボックスに一人で入っていった。その1時間後、例のホストと舞がカラオケボックスの前で落ち合っているのを目撃し、そのままホテルに入っていった。

僕はショックを受けた。舞に対するイメージがガラッと変わった。僕の憧れた舞は

もう・・・いない。

舞と付き合って、いつも以上に悩みが増えた。お互い仕事が忙しく、デートは学校帰りのちょっとした時間。

舞はどこか別の何かをいつも見ているようだった。僕は舞をホストクラブから解放させてあげるべきか。それともそれは僕の価値観であって、舞にとっては普通なのか?だとしたら、価値観が違い過ぎる。

僕の心は限界に達していた。舞はなんで僕と付き合ってくれたのだろう?

そんな悩みを持ちながら、僕はバーへ行った。そこのマスターに僕は救われることとなる。

続く